通所介護アドバイザー

高齢者デイサービス運営のイロハチャンネル

リーダーは楽しさと余白を設計せよ

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今日は

主に現場リーダー向けの話になるかと思います。

 

テーマは

「楽しさ」と「余白」設計できない上司は無能

ということで書いていきます。

 

今回のテーマから1番伝えたい事は

正論や論理での

アプローチでは

部下は動いてくれない

という事です。

 

相手を完全に納得させて

論理的にぐうの音も出ないほどに丸め込んだとしても、相手は納得しません。

 

これで納得できるのは

ドライビングタイプな人

だけなのではないでしょうか?

 

※ドライビングタイプなどのソーシャルスタイルのお話は過去のブログに詳しく書いたものがあるのでそちらをどうぞ

 

なぜ人は

論理的にも

正論的にも

突っ込みどころのない話であるにも関わらず

動いてくれないのかと言うと

 

どんなに気をつけて

誠意的に会話をしたとしても

自動的に相手を否定

している事になってしまうからです。

 

人はどういう形であれ、否定をされると

反射的に

「いや、そうじゃない」

「確かにそうかもしれないけど」

と反論したくなってしまうものです。

 

そんなの心狭いでしょ

と思ってしまう気持ちもわかりますが

これは人間の脳で言うと「右脳」

 

つまり

反射、反応

として感じてしまうものですので

これを抑える事はかなり難しいです。

 

となると

こっちの方が正しいんだから

こう動いてもらいたい!

 

と思っている側の人が

配慮をし

動いてもらうにはどうしたら良いかを設計していく方が、実は効率的になります。

 

「論理を重ねて論破する」

というのはだいぶ非効率ですので

今すぐやめた方がいいです。

 

【ではどうしていくか?】

結論は2つあります

①「楽しさ」を設計すること

②「余白」を設計すること

です。

 

一つずつ説明します。

 

①「楽しさ」を設計すること

というのはその言葉のイメージ通りです。

 

とても雑な例を申し上げると

めちゃくちゃ意識の高い文化祭

のような感じでしょう。

 

お金などの利害だけでは説明のつかない

ビジョナリーな部分を日頃から常に明示し続けることが重要だと言えます。

 

それが昨今言われている

・やりがい

・自己効力感

・成長の実感

などでしょう。

 

少し言葉は悪くなりますが

最近の若いビジネスパーソンを例に出すと

 

「お金ではなく、自己実現を重じている」

という大手採用企業などの調べを見たことがあります。

 

これは結局のところ

「やりたい事なんてあまりない」

という言葉を物凄く綺麗に装飾した言葉だと思っています。

 

そのような若手を育成していく場面でも

やはり

まずは「楽しさの設計」

をする事が大切だと思います。

 

続いて

②「余白」を設計する

についてですが

これもある意味①「楽しさ」を設計する

の派生かもしれません。

 

例えば

楽しさを追求する余り

どうしても

「甘え」

「グダグタ感」

などが表に出てきてしまうことも

少なくないかもしれません。

 

そこで出る「楽しさ」

の副産物とどう向き合うか?

というのがとても大切になります。

 

そもそも

我々は学校という組織で幼少期から思春期を過ごし、大人になりました。

 

当然ですが学校というところは

この「甘え」や「グダグタ感」

というのを厳しく取り締まります。

 

それを身を持って教育されてきた我々は

脊髄反射的にこの「甘え」「グダグタ感」に嫌悪を抱くようになってしまっています。

 

そのため、会社組織でもこのような

「甘え」「グダグタ感」が垣間見えると

上司はもっと厳しく取り締まらねば!

と思ってしまいます。

 

となると

最初の「正論」や「論破」が再び顔を出しますので本末転倒になります。

 

つまり

経営者や上司は

これをわかった上で「楽しさ」を設計しなくてはならないということです。

 

これこそがまさに

②「余白」を設計する

という事に繋がります。

 

【最後に】

ではこの

「甘え」や「グダグタ感」を上手く排除するにはどうしたら良いか?

というお話をします。

 

答えは

「部下をの育成の管理をする」

という事です。

 

部下の育成とは

①適切な目標設定の支援

②適切な目標達成の支援

③それらを一緒に振り返る機会を設ける

ということです。

 

※過去のブログで詳しく書いていますので、是非そちらをご覧ください。

 

例えば

収益を出せるエビデンスに基づいた

意識の高い会社版文化祭を定期的に企画する。

 

 

毎日のルーティンワークの中にも

「計画されたイレギュラー」を

必然的に盛り込んでいき

 

それらをやっていくのがウチの会社の方針だから

というのを風土を根付かせる

 

という事をしていく必要があります。

 

そもそも論になりますが

そういった事を

日頃からやっておかなければならない

 

という事になりますから

目の前の「部下が動かない!」

というのは氷山の一角でしかなく

 

「根深いシステムを見直していかねばならない」

ということになります。

 

【余談】

今回の事は非常に初歩の初歩です。

現代であればネットにも掲載されているような内容だった思います。

 

しかしながら

こんな基本的な事ですら

・知らない

・わかっていない

・勉強していない

上司というのも一定数存在しています。

 

特に中小零細の介護企業なんかは特に

多いと感じます。

 

そんな会社で働いている方は今すぐにでも転職をオススメします。

 

現在では介護福祉士さえ持っていれば

転職先はすぐに見つかりますし

お給料面もそこまで変わらないのが現状だと思います。

 

最後に私のオススメする介護に特化した

無料転職サイトのリンクを貼っておきますので

是非ご参考までにどうぞ。

 

 

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