スクワットは最強の高齢者機能訓練
以前の記事でも
スクワット特化型デイサービス
というのを推奨してきました。
その中では
スクワットの具体的な
・指導方法
・メニューのバリエーション
・負荷
などをお話させていただきました。
今回はデイサービスの運動において
なぜ1番スクワットが相性がいいのか?
というのを
①身体的
②運営的
の2つの観点からお話したいきます。
【①身体的】
身体的な事を言うと
・高齢者さんは複雑な運動ができない
・1番大きな筋肉を動かす事ができる
・安全
・細かく負荷の設定ができる
・効果を実感しやすい
などです
【②運営的】
次に運営的な観点からお話します
・設備投資が要らない
・指導員に属人化せずに済む
・スペースを取らない
・短時間で行える
・動画を撮る事でビフォーアフターが見やすい
・比較がしやすいので営業ツールとして使いやすい
などです
以上の事から
デイサービス運営とスクワットというのは非常に相性が良く、ぜひ取り入れてもらいたい運動メニューであると言えます。
さらにさらに
現在実施している運動メニューが5つあるとしたら
それを3つに減らし
その代わり
スクワット系の運動に絞り込むというのをオススメしています。
どうしても
デイサービスでは利用者さんが飽きないようにと、いろんなメニューを広く浅くやろうとしてしまう
傾向があります。
そうではなく
なるべくメニューを絞り込み
選択と集中で特化していき、結果を出していく方が得策です。
また、機能訓練指導員が1人5分くらいで回転重視で行なっているデイサービスさんもありましたが
それでは成果を出すのが非常に難しく、
生き残っていくのも難しいと思います。
デイサービス市場でも
最近では結果を出していかなくては支持されないようになっています。
確かに今はまだ大丈夫かもしれませんが
現在65歳くらいの方が本格的にデイサービスを利用し始めるようになるのにあと7.8年です。
さらに逼迫している社会保障費を削ろうと
デイサービス業界は報酬をまだまだ減らされます。
国は運動を行なっていない事業者には対しては加算が取れなくなるなどの厳しい傾向があり
報酬の削減もそれに基づいて行われているようにも見えます。
逆に
しっかりとした運動を提供でおり、成果を出していれば
報酬はそこまで削られない報酬体系になっていきそうです。
そのため今のうちから運動についての土台を固め、迫り来る報酬減に備えておきましょう。
【最後に】
やはり根本的に変化のできない組織はいずれ崩壊します。
運動についてのオペレーション改革などを
全く行なっていないという事業所は、変化について行けずに経営がかなり苦しくなっていく可能性も考えられます。
そのような会社で働かれている方はなるべく機能訓練に力をいれている、または今後入れていく事業所を選んでいく事をオススメします。
お給料というのは
売り上げや粗利益で決まる事が多いですが
報酬を削られてしまい
経営が厳しくなっている事業所では
昇給や賞与、休日といった待遇面で良くなっていかない事は明確です。
特に介護業界は
価格、人数、リピーターを増やす事に限界が設けられています。
そのため唯一の粗利益の増減が見込める
「加算取得」というものを無下にしてしまっている事業者は、経営的なセンサーが鈍い気もします。
手遅れになる前に早めの行動をする事の方がメリットがあるかもしれません。
最後に私のオススメする転職サイトのリンクを貼っておきますので、無料ですし、是非一度覗いてみてはいかがでしょうか?
今のオススメは
スタートアップのデイサービスやデイケアなどの通所系で、運動を推進している事業者さんです。
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