介護リーダーの時間とお金
テーマにもあるように
介護現場リーダーは「時間とお金」について強くなくてはならず、それらを設計していく事が重要になります。
この「時間とお金」をマネジメントする時には必ずロジカルな思考が必要になります。
そのため日頃から読書習慣を身に付ける事は必須で
4K(経験、勘、感情、感覚)一辺倒な思考回路は卒業し、ロジカルな思考も持つ必要があります。
それらも踏まえ
今回は具体的に、リーダーが持つべき必須マインド「時間とお金の思考法」とは一体なんなのか?
というお話をしていきます。
早速ですが結論です。
時間とお金についてもっと敏感に考えよ!
という事です。
どうしても結論の一言では浅い思考なように聞こえ
てしまいますので掘り下げていきます。
そこでまず、皆さんに質問です。
「介護現場での生産性」とは一体何を指しますか?
まず
「生産性」
のおさらいからしましょう。
生産性とは、とーっても簡単にいうと
「売上−投入した時間とお金=生産性」
です。
つまり生産性を向上させようと思ったら
・売上は上げるが、投入した時間とお金はキープ
・売上はキープして、投入した時間とお金は減らす
・売上は上げるし投入した時間とお金も減らす
の3パターンしか無いです。
※あくまで計算上の話です
以上を踏まえ、ここからが大切なお話です。
上記の事項を介護現場に転用して考えてみましょう。
すると………
ちょっと待てよと…
介護現場ではそもそも売上を上げるのって限界がありませんか?と秒で突っ込んでいただけた方はとても勘が鋭いです。
となると介護現場での生産性向上とは
「人を減らす」ということ一択になる訳です。
さらにさらに
入居系の施設であれば
利用者さんが退所、退居さえしなければ売上は落ちないということにもなります。
そのため
現場に出ていない経営者視点で考えると
現場はひっ迫してても入居率さえキープできていれば机上、書類上は全く問題なし、順調、順調!
となります。
離職率よりも入居率が大切で
極端な表現をすると「人よりもお金が大切!」
という事に構造的にどうしてもなってしまうのです
しかし!
そんなことを言ってしまうと話が進まないので
ここからが大切な思考法です。
通所系や入居系では少し違ってしまいますが
やはり本質的には「利用者満足度と従業員満足度」の向上に努める必要があります。
例えば
入居系であれば
レクレーションやイベントを行っても、確かに一銭にもならないこともあるでしょう。
しかしながら
よく考えると、利用者さんのADLの向上に大きく貢献する質の高いレクレーションやイベントを考案して、実施したとすると
もちろん例外もありますが
利用者さんが総じて元気、健康になります。
となるとプラスのループで
元気→利用者、家人満足度の向上、信頼関係の構築
↓
・入院率の低下
・従業員の負担も軽減可能
・利用者さんのADLの向上に直接寄与できるため、従業員の自己効力感や満足度も高くなります。
↓
すると
離職率の低下や質の高いサービス提供を風土的に行うことが可能になるため
利用者、家人
従業員
会社
三方良しを実現することが
可能になります。
まとめると
目の前の利益を追求し過ぎるあまり、後ろ後ろでジリ貧に陥る道筋を辿っていないかをよく考え
「時間とお金をデザインしていくロジカルな視点もを持つ」
というのが
現場リーダーの持つべき思考法になります。
【最後に】
勉強しないリーダーは犯罪級であるとも以前のブログでもお話ししました。
そのような組織にいつまでも居続けるのは 正直オススメできません。
各方面の満足度を無視するのは、
結局、実は1番非効率であるという事を忘れてはいけません。
オススメサイトを貼っておきます。
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