決算書の読めない上司たち
介護系中小零細企業に多いです。
会社や経営者は選べても
一緒に働く上司は選べません。
ましてや、その上司のマネジメント能力も選べません。
今回は、良い会社か悪い会社か、
言い換えると
ブラック企業をいとも簡単に見抜く方法
と言えるようなものを書いていきます。
ズバリ結論から言います。
それは
「部署長や直属の上司が会社の決算書を読める状態になっているか？」
または
「決算書というものをそもそも読み解けるのか？」
ということです。
一見、意外なような気もしますが、
次に、なぜ決算書を読み解く事ができない上司のいる会社はブラック認定されるのか？
と言うと理由は以下です。
「感情面でのマネジメントに終始するため
問題に対しての打つ手が非常に脆弱になる」
加えて
「ベストな人員配置やオペレーションの考案など、とにかく減らす事でしかマネジメントをしない」
からです。
まだ少しわかりづらいと思いますので
さらに深掘ります。
つまり、一言で言うと
「計算ができない」
と言うことになります。
なんでもそうですが
例えば男性であれば人生で1度は彼女とのデートプランを考案した事があると思います。
そんな彼氏であるあなたが、全く数字の計算をせずにデートプランを考案したらどうなるでしょうか？
ここでいう数字とは
予算や時間を指しますが
ここで数字の計算を全くしない彼氏であれば、
恐らく、財布の中の手持ちを確認するという当たり前の作業ができないわけですから
今自分がどれくらいの範囲で裁量するのがベストなのか？
を見極められなくなります。
そうなると行き着く先は
「とにかく出し渋る」という選択をするようになります。
なぜなら、今自分がどれくらいお金を持っているかわからないからです。
かと言って
使い過ぎてお会計で彼女に「あ！お金ない…」という事態は避けたいし
「お金ないからデートはできない」
なんてことも避けたい
となると今持ってるお金を把握できていない人がとる行動は「節約」の一択で、本来かけるべきはずだったお金を出し渋るしか選択肢が無いのです。
彼女と彼氏ならば「愛」で結ばれているので
仲良く手を繋いでお散歩デート！
お家で一緒にお料理作り！
お家でDVD鑑賞！
などで結果を出すことができますが、、、
これを介護現場に置き換えるとよくわかると思います。
現場の管理者さんがこのように無能であると現場の人員は物凄くひっ迫します。
さらに時間のマネジメントもできないので、オペレーションがマンパワー頼りになりがちです。
もっと言うと、数字のマネジメントは論理思考、数学的な思考が必要になるので、詰将棋のような思考回路を巡らせなければなりません。
しかもスピード感も必要になります。
しかしながら
普段から数字と向き合えていない人が現場の指揮を取ることになると最後は
感情
感覚
経験
勘
に頼ることになり
結局、しわ寄せが現場スタッフと利用者さんに行きます。
こうなるとジリ貧です。
弊害として
・キツすぎるから離職率が高い
・劣悪な施設、事業所になりがち
・利用者さんに笑顔が少ない
・働いていても楽しくない、やりがいもない
というものが次々と浮上してきます。
これを彼氏彼女の関係でもない
1スタッフに、お金ないけど皆で頑張ろう！
というのは通用しないでしょう。
まとめに入りますが
遡って考えると、そもそも経営者が現場上長に決算書の読み解き方を共有していない時点ではっきり言うとブラック認定です。
時たま、経営者ですら決算書を読み解けない天然記念物社長もいるみたいですが、そのような会社はさすがにヤバイと思った方が良いです。
3年から5年くらいで確実に潰れます。
そのため、もし、転職を考えている方は
現場上長が数字の管理をしっかりとできているのか？
というのを見極めてから入社を決めた方が良いです。
正社員雇用であれば、試用期間というのも設けてあると思いますので、面接や見学ではなかなか見極める事は難しいと思います。
そのため短中期間で見極めるが良いかと思います。
最後に、現在上長が数字にとても弱い人である会社に属している正社員の皆さんは一考しても良いかもしれません。
給料アップは愚か、やりがいなども失われてしまう可能性が高いです。
最後は精神を病んで結局なんの市場価値も上がらないまま、年齢だけを食ってしまう可能性もあります。
そうならないようにも
ほんの少しの行動でも良いのでアクションを起こしてみてください。
例えば
今すぐ転職の希望はないが
面接だけでも行ってみる
など、起こせるアクションはけっこうありますし様々です。
最後に
私のオススメする介護に特化した転職サイトを貼っておきますので、全部無料ですから登録だけでもしてみてください。やり方もとても簡単です。
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