第5話.介護現場リーダーのデザイン力とは
今回は介護現場リーダーに必要なスキルである
「デザイン力」についてお話をしていきます。
さて、一体「デザイン力」とはなんなのか?
結論から行きます!
それはズバリ
「人の感情を操る」(苦笑)
ということです。
少し表現が極端になってしまいましたが
以前も書いたように現場のリーダーというのは
・経験
・勘
・感覚
・感情
の4Kだけでマネジメントしてはいけないから
読書習慣を身につけ、あらゆるロジックを学ばなければならない。というお話もしています。
とかくロジカルな部分での4Kは排除していかねばなりません。
そんな中、大切になるのが
この感情をデザインする力です。
周囲からはロジカルばかりで正論を突き詰めてしまうと
挙げ句の果てには
「冷酷な人間である」というレッテルを貼られ
「あの人には着いていけない」
という感情が湧き起こってしまいます。
そのためロジカルばかりで突き詰めるとどうなるのかを予め理解し、それをもデザインとして盛り込んだマネジメントをしていかねばならない。
ということです。
つまり、正しい冷酷な論理的な作戦を
人の感情に寄り添った形に変換し直す工程が必要になる。ということです。
人間はどうしても
どう考えても間違っていない正論を言っている時は
「こんなに正しい事を受け入れてもらえないのは周りの理解力不足だ!」
と思ってしまい
精神を消耗してしまう事もあります。
つまりのつまり
正論の構築を行い
それらを周囲への落とし込みをするという事だけではまだまだ不十分である
ということです。
【ではどうするのか?】
ここからは論理に感情を持たせるための
具体的なアクションプランを書いていきます。
アクションプランその1
お金の話はしない
です。
これはなんとなく想像できると思います。
日本人は特にお金に対するメンタルブロックがあるのでお金の話をするとイコールで腹黒い!と思われてしまいます。
できるだけお金の話を盛り込まない方が良いです。
アクションプランその2
利用者さんや従業員ファーストで考える
論理的に突き詰めると効率化や経費削減など
ダイレクトに数字面に直結してしまう心理状態になってしまいます。
必ず打ち出す策にはどんな感情的メリットがあるのか?
経費削減をするとどういう感情的メリットがあるのか?
というのを示していく必要があります。
そのメリットは勿論、利用者さんの満足度の向上や従業員の満足度の向上に寄与しているものにしなくてはなりません。
【まとめ】
ここまで偉そうに書いていてもやはりしっくりこないのは、この具体的なアクションプランは「小手先の技」に過ぎないからです。
日頃から信頼され、慕われ、勤勉であるリーダーさんは意識せずともすぐに現場へ浸透させることができるでしょう。
いわゆる「リーダーの鏡」といった人達のかく汗には人々は惹きつけられます。
立ち戻って考えてもやはり
一生懸命さや必死さなどには到底敵わないのも事実です。
しかしながら、反対から考えても
感情的にバリバリグイグイ引っ張るタイプのリーダーにも限界はあります。
やはり、最終的には
日常どれだけ自己研鑽に励んでいるか?
が大切になります。
当然の言葉での締めくくりになりますが
やはり結局それが大前提ですね。
【最後に】
とはいうものの、無責任なリーダーは無数に存在します。
そのようなリーダーの下で働いても
なんの得にもなりません。
得にならないどころか、悪戯に人生の時間と精神を消耗するだけです。
勇気を持っていち早く抜け出す事をお勧めします。
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