通所介護アドバイザー

高齢者デイサービス運営のイロハチャンネル

中小介護企業の人事考課

中小零細介護企業でも人事考課は一応あると思います。

 

今回は

中小介護企業の人事考課について話していきます。

 

最後に評価をされる側の

従業員さんへ向けての

メッセージもありますので

是非最後までご覧ください。

 

 

 

前提として

まず気を付けたいのが

 

介護事業所内で

「新しい取り組み」

をやろうとすると

 

単なる仕事の足し算になりがちです。

 

日常の業務は同じように遂行し、それに加えて

・季節のイベント

・人事考課の目標

・突発的なイレギュラー対応

などが重なっていきます。

 

となると必然的に

自分の人事考課は後回し

になりがちですよね。

 

となると

決してサボっている訳ではなく

毎日の現場業務は遂行しているのにも関わらず

人事考課を後回しにしたがために

社内からの評価は低くなっている社員がいる。

 

そんな状態に陥っている事業所さんは少なくないのではないかと思います。

 

今回はそんな、ある意味理不尽な仕打ちとも呼べる

人事考課を変えるにはどうしたら良いか

という具体的なアクションプランを提示しようと思います。

 

 

【アクションプラン1】

 

プロジェクトリーダー制

です。

 

例えば

4人の正社員がいたとします。

 

1月から3月はAさんの目標を全員で手伝いながら取り組みこのこの期間でAさんの目標を達成を完成させてしまう

 

次に

4月から6月はBさん

 

次に

7月から9月はCさん

 

次に

10月から12月はDさん

 

という形で

個人の人事考課制度ではあるが

個人が1人で頑張るのではなく

それぞれがそれぞれの担当期間になったら

プロジェクトリーダーとなって自分のしたいことを他のメンバーに振りながら進めていく

 

それを他のメンバーが手伝う

 

という手法です。

 

この手法のメリットは

いち個人の目標設定であっても

それを皆で手伝いながら行えると言う点にあります。

 

 

【アクションプラン2】

横一線制

です。

 

これは

簡単に言うと

必ず

誰かが誰かの目標設定を手伝うように自分の目標設定が組まれている

というものです。

 

例えば

Aさんは利用者アンケートを実施し

その情報をBさんに渡すまでを一つの目標にする

 

それを受けたBさんはAさんの情報を見て

次なる自費サービスの開発を行う。

 

次にCさんはそのBさんが作った新たなサービスを利用者さんに〇〇数販売する

 

という形で

これを用いれば

1つの案件を3人で同時に進めるという事になる。

 

プロジェクトリーダー制とも

似ているのですが

あくまでも

「手伝う」

ニュアンスの強かった

プロジェクトリーダー制と違い

 

その仕事が直接自分の目標設定の

一部でもあるため

より力を入れて行うことができます。

 

作戦の立案時点から皆で話し合いを設けてやらないといけなくなるため

個人の目標設定であっても意思疎通や情報共有を自然とチーム全体行うことができます。

 

加えて

この場合は

Aさんが動き出さなければ

Bさん、Cさんにも遅れが出てしまうため

期限を守る事に対する意識も自然と強くなる

 

というのがメリットになります。

 

【まとめ】

アクションプラン1では

1人あたりに集中できる期間がどうしても短いため

イレギュラー等で期間が遅れてしまうと

その人の目標設定は置いてけぼり

になりかねないというデメリットもあります。

 

そのため

当事業所で実践しているのは

アクションプラン2

の方です。

 

これならば

遅れている人の仕事を手伝う事も直接自分の人事考課にも繋がるため

自然と利害関係が一致します。

 

そして、なにより

1つのプロジェクトを分担して皆で遂行する

ため、責任の所在もわかりやすくなります。

 

さらに

自分の質が他の人の質にも影響するため

適切なプレッシャーの中で目標に取り組むことができます。

 

この手法を用いれば

あまりガツガツ評価を上げることが苦手な人も

巻き込んでいけるので

そのあたりもオススメする理由です。

 

【最後に一言】

従業員さんへ

普段の仕事も大変なのに

それに加えて人事考課かよ!

 

そんなの無理だから諦めよう

と思ってしまっている方も少なくないと思います。

 

しかしながら

そんなあなたには「能力がない」

というレッテルを貼ってくる会社も多いです。

 

自分の掲げた

「目標すら取り組まない」

「時間は作るものだ」

「無責任」

「向上心がない」

などと囃し立ててくる上司は

たくさんいます。

 

はっきり申し上げて

半ば強引に勤務体制も整えず

ただでさえ忙しい毎日の中に

いきなり人事考課を放り込んで置きながら、

「時間は作るものだ!」

はおかしいでしょう。

 

そんな

当たり前の理屈も理解できない事業所で働いていても精神が消耗するだけですし、誰得?っていう感じです。

 

介護業界では

介護福祉士さえ持っていれば

転職先はいくらでもあります。

 

どこで勤めても

お給料もそこまで変わらないはずです。

大体の相場通りだと思います。

 

とにかく勉強せず

感情

感覚

でマネジメントしている会社は早く卒業し

あなたを正当に評価してくれる会社を探しましょう。

 

私のオススメする介護に強い転職サイトのリンクを貼っておきますので

この機会にどうぞ。

 

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