デイサービスで必要な運動はスクワットだけ!
以前のブログでは
高齢者デイでの個別機能訓練は主に
あれこれ難しいことは考えず、
スクワット
だけを極めよ!
というお話をしました。
(以前のブログを見ていない方は是非どうぞ)
たしかに
「同じメニューばかりじゃ飽きるんじゃない?」
という疑問も浮かび上がりますが
それらについても解説していきます。
まず
正しいスクワットの概要ですが
基本スクワットの指導というのは
・足を肩幅よりやや広げる
・膝がつま先よりでない
・膝が内側に入らない
・腰を曲げ過ぎない
という感じでここまでが基本です。
基本を理解した上で話を進めると
私のオススメするスクワットの負荷
というのは、実は
10段階の負荷調整が可能です
全てここで伝えるのは難しいので
より簡単な4段階にコンパクトにしてご紹介させていただきます
※おへその高さくらいの手すりを持ち
安全に配慮し、スタッフはしっかり見守る事も忘れないようにしてください。
単純です
負荷は膝を曲げる角度で調整すれば良いのです
1番キツイのが
太ももが地面と平行になるくらい
2番目が
膝の角度が3番目よりももう少し曲げた程度
3番目が
膝が少し曲がる程度
4番目が
椅子に座った状態からお尻が少し上がるだけ
という4段階です
これを最初は10回2セット程度行うような感じです。
まずは軽めの負荷から行い
初回の動画を撮る
↓
1ヶ月頑張ってもらう
↓
1ヶ月にもう一度動画を撮る
↓
利用者さんに見てもらう
↓
小さな成功を実感できる
↓
少し負荷を上げてもっと頑張る
という良いループに入れてあげるようにします。
やはり大事なのは
動画の撮影
ですね
動画は営業にも使えますし、かなりオススメです。
という事で
今回はスクワット
について解説しました。
【最後に】
最近のデイサービスでは
「運動を推進する」
という言葉だけが一人歩きをしている感じがします
たとえば
・グループ運動のみ
・負荷の設定を利用者さんに合わせていない
・そもそも機能訓練の事を勉強していない
・指導員に属人化している
というデイサービスがとても増えました。
また、そこで働いている方も聞こえの良い事を言っているだけで本当に成果の出る機能訓練を実施できているのか?
という疑問を持っている方も少なくないのではないでしょうか?
これを私は「機能訓練詐欺」
と呼んでいます。
大した評価もせず
成果も出さずに加算はキッチリ取得する。
私はこのような
算定要件を満たしてさえいれば良い
といった感じで
サービス提供をしているデイサービスをいくつも見てきました。
これは一種の詐欺といっても過言ではないと思っています。
そのような
機能訓練詐欺をしているような事業所で働いていても、利用者さんの状態を良くしていく事には寄与できません。
レクレーションという暇つぶしの延長のようなサービス提供ではなく
もっとエビデンスに基づいた機能訓練を実施しているデイサービスで働くことで
やりがいを見つけていただきたいと思ってしまいます。
余計なお世話かもしれませんが
高齢者さんのお体が良くなっていく場面を目の当たりにしたいと思いながらなかなかできていない方
私のオススメの転職サイトを貼っておきますので、無料ですし、一度覗いてみてください。
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