通所介護アドバイザー

高齢者デイサービス運営のイロハチャンネル

休止中のデイサービスがやるべき事、実践編

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前回のブログにて、休止中のデイサービスがやるべき事2つをご紹介させていただきました。

 

その2つとは

①リストを取れ

②電話しまくれ

というものでした。

 

今回は実践編という事で

この2つのアクションを詳しく

掘り下げて書いていきます。

 

と、その前に一つだけ重要な事を言い忘れていたので追記しておきます。

 

現在、新型コロナウイルスの影響で閉鎖せざるを得ない状況になった高齢者デイサービスの事業所は、経営的にかなりキツい状況です。

 

ただでさえ

高齢者デイサービスというのは、そこまで短期間にボロ儲けできるビジネスモデルではありません。

 

ネットで調べさえすれば「自分達の給料は上げないのに、経営者が収益をポケットに内々している」

なんて事ができないというのはすぐにわかります。

 

そんな、高齢者デイサービスを1ヶ月ほど休止した時のダメージというのは計り知れないものがあり、これまで積み上げてきた貯金を全て失いかねません。

 

そのくらいの危機に直面しているという事を

大大大前提とした上で、話を進めていきます。

 

つまり、このまま何もしなければ廃業の2文字は

対岸の火事でない。ということです。

 

※しかしながら前回のブログでも書いたように

付け焼き刃的な保険外サービスはやってもあまり意味がないのでやめましょう。

というお話もしました。

まだ見られていない方はそちらもどうぞ。

 

では本題へいきます。

①リストを取れ

についてです。

 

これは結論から言うと、

公式LINEアカウントを取得

利用者さんの家族さん

ケアマネさんの個人的なリストを集める。

という事です。

 

「新たにSNSをやらなくてはいけないのかよ!」

という食わず嫌いは現在の状況では言っていられません。

 

前記した通り、経営的にも緊急事態ですので、そのような個人的なメンタルブロックはすぐにでも外すべきです。

 

ネットを見ながら進めれば誰でも簡単に開設する事ができますし、

どうかめんどくさがらず、開設してみてください。

 

上記のような新しい取り組みに関しての提案は

経営者が言ってこなくても、現場の上長さん、またはパートさんから提案するのも大いにアリだと思います。

 

※提案とは、ただ口頭で伝えるだけでは提案とは言いません。是非「自分がやります!」と言ってください。

 

話を戻します。

今の状況下で、なぜ公式LINEアカウントを取得してリストを集めるのか?というと

 

これは高齢者デイサービスに限った話ではないのですが、ネット系での繋がりを何かしらで持っていてこの先、損は絶対にないです。

 

ビジネスを行う上で、LINEという誰もが知っているSNSのリストを持っておくのはそれだけでもかなり有益です。

 

あくまでも事業所内の情報発信が目的となるので、リストを集めるのは手段でしかないですが、

 

そうは言っても気軽に情報発信ができるリストを今のうちに揃えておくのは、他事業所との差別化を図る上でもかなり大切な要素となります。

 

たしかに、毎日の業務に追われて、手の込んだアカウント取得は難しいかもしれませんが、休業中の今であればそれもできるはずです。

 

是非アカウントを取得して、友達追加ができるQRコード付きPOPをパワポかなんかで作成し、広報として各ご自宅とケアマネさんの事業所に郵送してください。

 

これは明日にでもできることです。

是非オススメのアクションですのでやってみてください。

 

リストさえ取れれば、あとは

動画を送るなり、イベントの写真を貼るなり、用途は多岐に渡りますのでやる価値大アリです。

 

次に

②電話しまくれ

についてですが

 

これは読んで字の如く

利用者さんに向けて直接電話を3日に1回せよ!

ということです。

 

「何度も電話したら迷惑なんじゃないですか?」

と言う方もいますが

それって本当にそう思って言ってます?

 

電話するのが面倒なだけじゃないんですか?

と言いたくなります。

 

たしかに、日頃から接していたら

「3日に一回電話をしたら迷惑がられるかも」

という利用者さんはいると思います。

 

そう言う方には1週間に1回にするとか

色々工夫して行えば良いだけの話です。

 

私も経験ありますが、新しくこれをやるぞ!と言っときに、必ずイレギュラーを1番最初に引き合いに出して「やらない理由」を並べてくるスタッフがいます。

それも代替案も無しに。。。

 

そう言うスタッフの説得をしていたのでは時間がいくらあっても足りませんので、ここは仕組み化、担当化してしまえば良いです。

 

ウチで行ったやり方としては

皆平等にをモットーに、1時間毎に交代制で電話してもらいました。

 

するとやはり利用者さんからはとても喜ばれます。

話す内容は他愛もない話でOKです。

 

その辺りは現場でよくお話されている現場の方の方がお上手だと思います。

 

【まとめ】

最後にまとめです。

 

まず前回のブログでは

 

・中途半端な付け焼き刃的な保険外サービスはやめること

 

理由→保険外サービスはあくまでオプションであり、本利用での実績があってのものであるから。

 

収益の積み上げツールでしかないため、現況のような事態で行うのは少し本質を履き違えているというお話でした。

 

・その代わりに2つの大切なアクションを実行する事をオススメしました。

 

・2つの大切なアクションとは

①公式LINEアカウントを取得し

家族さん、ケアマネさんのLINEリストを取る

 

理由1リストはあって困ることはない

理由2情報発信ツールに使える

理由3差別化になる

 

続いて

②利用者さんに電話をしまくる

とはその名の通り3日に1度利用者さんのお声を聞き、他愛もない話をする

 

その際に発生するスタッフからのやらない理由をやんわり論破し、皆平等に担当制にしてタスク処理をしていく

 

という事でした。

 

是非やってみてください。

 

【最後に】

このコロナ騒動に頭を抱えている皆さん、

この度は非常に大変だと思いますし

今も見えない敵と戦っている最中だと思います。

 

どうかこれに負けずに高齢者さんのために打ち勝っていただきたいと思い、応援しています。

 

そして、そこで転職を余儀なくされてしまっている、またはされそうという従業員の皆さん、大丈夫です。

 

介護自体はなくなりません。

今も感染のリスクを最小限に抑えて運営し、なんとか収益をあげられている事業所さんもたくさんあります。

 

転職はまだまだ可能だと思います。

 

また

いまはなんとかなっているけど近い将来

このままじゃマズイかも、と思っている方も

 

私も利用したことのある、オススメの転職サイトのリンクを貼り付けておきますので

無料ですし、一度入力だけでもしてみてください。

 

 

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