通所介護アドバイザー

高齢者デイサービス運営のイロハチャンネル

介護現場リーダー、必見スキルの紹介

現場リーダー必見のスキル

それは

「共感力」

です。

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※ここでの共感とは利用者様ではなく

部下への共感です。

 

 

まずは

なぜ共感が必要なのか?

という話からしていきます。

 

理由は2つです

【①表現の欲求】

例えば原始時代で

木から落ちそうになっているときに

「誰か助けてくれー!」

と表現したくなる欲求と似ています。

 

木から落ちそうなので、誰でもいいから

「今ピンチ!」

を察知してもらいたいのです。

 

【②共感確認の欲求】

前記の木から落ちそうな状況で

「誰か助けてくれー!」

と叫んでいたとします。

 

そこへ通りすがった人が

「おい!どうした!大丈夫か!」

と言ってもらっただけで、木から落ちそうな人は

「助かるかも!」

と思えるようになります。

 

ピンチの際は誰かに話を聞いてもらえるだけでスッキリするということもあるかと思いますが、これがまさにそれです。

 

 

 

つまり

人間はピンチの時には

「言いたい!」欲求と

「誰かに届いて欲しい」という

2つの欲求があります。

 

そのため

「共感力」とはこの2つの欲求を満たしてあげるためにとても重要なスキルだと言えます。

 

【重要なポイント】

ここで話を聴く側として

とても重要なポイントがあります。

 

それは

「否定も肯定もせず」

まずは傾聴する

ということです。

 

例えば否定

 

木から落ちそうな人を発見した際に

「そんな崖でウロウロしてるからそんなことになるんだ」と否定をする人ってどうでしょう?

 

とても残忍ですよね?

しかしながら現代ではこれをやってしまいガチです。

 

本当に木から落ちそうな状況であれば

そんなことは言わないと思いますが、

 

現代での「仕事が嫌で辛い」というのも

「現代版の木から落ちそうな場面」

であり、誰かに悩みを聞いてもらいたい状態です

 

その状態であるのにも関わらず

否定をされてしまうとかなりキツイですよね。

 

まずは間違っている事を言っていたとしても

脊髄反射的に否定はせずに

聴くことに専念してください。

 

 

次に肯定です。

無責任な肯定もあまり良いアクションではありません。

 

なぜなら、成長できるキッカケとなる壁を

他人が壊していくというのは

その人の成長を奪うのと同じことだからです。

 

勇気付けるための前向きな言葉がけは良いとしても、代わりに解決する答えを渡すような肯定はやめましょう。

 

【上司は選べない】

ここで一つ注意点があります。。。

上司は選べません。

 

たとえ中小企業で理念に共感できた良い企業に就職できたとしても、そこで働いている上司は選ぶことができません。

 

中小企業の場合はいい上司に当たるのはほぼ運となってしまうのが現実です

 

・自分のことしか考えない上司

・無関心、無責任な上司

・ことなかれ主義な上司

など

 

本当に働いていて精神を消耗してしまう上司はたくさんいます。

 

そのような職場で働いていても本当に誰得?

と言った感じで

お金のために嫌なことを我慢して消耗してしまうのは、人生の時間が本当に勿体ないと思います。

 

少し話が逸れましたが今回はここまでとします。

 

【次回】

 

次回は共感する時に大切となる傾聴とは一体どんな事なのか、より具体的なアクションプランを記事にしていこうと思います。