第2話.介護職正社員の昇給方法
前回に引き続き、介護職の働き方シリーズです。
今回は介護職に入職した方の昇給の方法について詳しく書いていきたいと思います。
結論から言うと
「狙って昇給は不可能」
ということです。
一体どういうことか?
ではどうやって昇給するのか?
というツッコミが入りそうですので掘り下げていきたいと思います。
基本的に介護というのは中小零細企業がほとんどです。
そして、そのほとんどの中小零細企業では
「ポストの空席がない」状態です。
つまるところ
「上のポジションの誰かが辞める」
または、その法人が
「新規店舗をオープンさせる」
という事がない限り、昇格、昇給は無いという事を頭に入れておかねばなりません。
そのため
もし上記2つのどちらかの条件が満たされない限り、昇格はあり得ないということです。
※たまに精神的に参ったので降格させてくださいという人もいますので、その空席を狙う事は不可能ではないです。
【じゃあどうしたらいいのか?】
ここまでの話を聞くと、遠回しに
「昇給は諦めて、そのポジションにずっといろ」
と言ってるように聞こえてしまうかもしれませんが
これからはその打開策を書いていきます。
『打開策その1』
複数店舗を経営している企業であれば
「自分より上のポジションで辞めそうな人がいる店舗を見極めて、そこに異動する」
複数店舗を経営しているという条件がついてしまいますが、これはさほど難しくないです。
しかしながら
嗅覚は必要になります。
「〇〇店ではどうやら店長が厳し過ぎるため、副店長が辞めそうだ」
という噂話をいち早く嗅ぎ取り
「〇〇店に興味があります!」
とか
「〇〇店の近くに引っ越すんですが…」
などときっかけはなんでも良いので〇〇店に予め異動しておく事が肝心です。
しかしながら
そもそも人員不足でそんなに自由に異動ができないというのもあるため、これはあくまでも一例になるとは思います
『打開策その2』
介護福祉士は必ず取得
です。
これはもはや説明は不要かと思います。
介護福祉士を持っていれば
サ責、リーダー
などに抜擢される可能性が高くなりますし
ともなれば必須資格になります。
一般職よりも給与を上げるには資格手当も必要になります。
ですが、資格手当だけでは弱いので、ポジション手当もセットでもらえればもっと昇給可能です。
資格取得には数十万円かかってしまいますが、長くても2.3年も有ればペイできるでしょうし、資格は腐りません。
介護職に就いているのであれば是非とも取得すべき資格です。
『打開策その3』
実はこの打開策が1番リアルなものであると思います。
それはズバリ、
介護福祉士を取得した後にスタートアップの事業所に転職する
というものです。
これが一番簡単でかつ、現実的に昇給できる手段であるように感じます。
最初から募集しているポジションが今より高いポジションであれば、それだけで今よりも給与は高くなるはずです。
大体の法人で未経験歓迎になっているはずです。
その理由を簡単に述べるならば
「介護福祉士資格」を持った人ならば
正直なところ誰でも良いからです。
加算を取れたり
人員基準を満たしたり
という面で採用したいからです。
(最後はやはり人柄、面接対策は必須)
【まとめ】
今回は介護正社員の昇給の方法という事で書いていきました。
まとめると
まず前提として
普通にその職場で頑張れば昇格できる
というのは現状、なかなか難しい
という話でした。
ではどうするのか?という打開策を3つ提案させていただきました。
1.複数店舗を経営している会社の場合、自分より上のポジションの辞めそうな人がいないか嗅ぎ取り、早めにその店舗へ異動しておく
2.介護福祉士を取得しておく
3.介護福祉士を取得して、スタートアップの事業所へ転職する
この中で最も有益な方法は
打開策その3である
というお話でした。
ある意味で「嗅覚」や「ズルさ」が必要になりますが、普通にやっていては昇給がさほど望めないので
その辺りはズルさが必要なると思います。
打開策その3の
スタートアップの事業所を探して転職する
というのは
なかなか自身で探すのも難しいと思いますので
私のオススメする転職サイトのリンクを貼っておきます。
無料ですし一度覗いてみてください。簡単です。
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